六日目 『 ニュージャージー州へ 』

Tue. 20th. Mar. 2001


8:30起床。
朝食は「スクランブル・エッグ ベーコン入り」とソーセージ。
デザートにはグレープフルーツとオレンジ、そしてライチゼリー。
それから洗濯をして11:00。

5人で5番街へ向かい、中古ショップや土産屋へ。
カードで買い物をしようとしたら、IDの提出を求められた。
パスポートはアパートに置いて来ていたので
(ホントは常に携帯していなければいけないのだが)、国際学生証を見せる。
途中、TとKが別行動に。

前日と同じ3人になってから、本屋に立ち寄る。
shitoとykokuは、昨日、Kが買ってきたNYの写真集が気に入ったらしく、
同じような物を探している。が、結局、見つからなかったようだ。
外に出ると、ロックフェラープラザに辿り着いた。
そこにあるスケートリンクで滑る人を、しばし眺める。
あれ? 今日って平日だよな?
こいつら働いてネェのか?

写真集に執着するshitoは、次に紀伊国屋書店に行こうと言い、店内へと進む。
入口で防犯ゲートが反応。ブザーが鳴り響く。
ykokuが呼び止められ、荷物を店員に見せている。
原因は、ここに来る前に買った土産についていた防犯タグだった。
ここにあったのは日本の書籍ばかりで、目当ての物は見つからず。

次にNBAのオフィシャルショップを見つけて入っていく。
買いたい物を探しながら一回りしたとき、ykokuが近代美術館に行きたいと言う。
そこで、90分後にディズニーショップで落ち合うことにして、ykokuは一人で美術館へ。

買い物も終え、アパートへと戻る。
この日はNBA観戦の予定があるため、
16:30には部屋に戻ると言う話しで別行動をしていた。
昼食を摂っていなかったshitoとninaは
ベンダーで何か買おうと辺りを見回しながら歩く。
CHICKEN over RICEと出ていた屋台で
「チキン・オーバー・ライス」(そのままのネーミング)を
買い、アパートに戻る。
約束の16:30に遅れそうだったので、急いで歩く。
容器の中で「ライス・オーバー・チキン」になりそうな勢いで歩く。

部屋に戻って急いで「チキン・アンド・ライス」をかき込む。
そして、17:00。
この旅のメインであるNBA観戦に出かける。
グランドセントラル駅から電車に乗ってバスターミナルへ向かう。
駅構内では様々なパフォーマーが芸を披露している。
nina達も、足を止めてダンサー集団に見入る。
周りを囲んだオーディエンスは拍手で応えるが、
ダンサーの一人が帽子を手に、”おひねり”を集め出すと
何喰わぬ顔で去ってゆく。
シビアだ、NYシティー。

タイムズスクウェアで電車を降り、そこから歩いて
ポートオーソリティ・バス・ターミナルへ向かう。
バスターミナルは建物が大きいので迷いやすいと
事前調査で分かっていたので、
インフォメーションへ行ってチケット購入窓口の場所を訊く。
言われた通りに進み、NJトランジットバスの往復チケットを購入。
バス待ちの行列に並び、出発を待つ。

いざ、ニュージャージー州へ。
NYの夜景がハドソン川の対岸に浮かぶ。
ニュージャージー州、イーストラザフォードにある
「コンチネンタル エアラインズ アリーナ」に到着。
この日のゲームは『NEW JERSEY NETS vs. VANCOUVER GRIZZLIES』のカード。
観戦チケットは、K氏がticketmaster.comで予約済みだ。
アリーナでチケットを受け取り、客席へ。
バスケ好きのshitoとKはアリーナ席で、nina達3人はスタンド席。
スタンドからコートまではとても遠いです。
試合開始まで少しあったので、売店へ。
ホットドッグとペプシを買って席に戻る。
ykokuはポップコーンを買っていたが、小さいバケツ並のサイズだった。

NBAに詳しくないninaは、K氏にどの選手に注目すればよいのか、
来る途中のバス内で聞いていた。K氏の答えはこうであった。
「ネッツの33番(Stephon Marbury)を見とけばイイよ。両チームあわせて唯一のオールスター出場選手だから。」
なるほど。
両チームともに、このシーズンは最下位争いをしてるようなチームらしい。
見所はスター選手のMarburyだ。そう言えば、館内の売店はMarburyグッズばっかりだったなぁ。

試合開始前、国歌斉唱が行われた。
かなりの空席がみられる会場であったが、皆、起立して静聴している。
(・・・あれ? アメリカ国歌って、こんなだっけ?)
聞き覚えのない曲だ。おかしいな。
そんなことを思っていると、今度は耳にしたことのあるアメリカ国歌が聞こえてくる。
(あっ、そうか。グリズリーズはバンクーバーのチーム。さっきのはカナダ国歌だったんだ。)

さて、ゲームが始まる。
スタメンの紹介。グリズリーズの選手がサラッとコールされると、場内は暗転。
花火の閃光とともにホームチームであるネッツの選手の名前が呼ばれ、拍手と歓声が沸き起こる。
(・・・・・あれ?)
スターティング・ファイブがコートに次々に入っていくが、
ネッツの33番が呼ばれない。
なんでだろう?
・・・
!!  マーブリーは怪我で出場しないようだ。
スーツ姿でベンチに座ってやがる。

スター選手を欠く下位チームの争い。
どうりで客席がガラガラなわけだ。
けど、ninaらスタンド席の3人はバスケ素人のため、誰が出ようが関係ない。
「取り敢えず、ホームチームのネッツを応援しとこっか?」と適当に決めて観戦することに。
結果は、ネッツ 104−90 グリズリーズ。

試合終了後、再びバスでNYへ。
ポートオーソリティ・バス・ターミナルからアパートまでTAXIで帰る。

旅のメイン・イベントはこうして終わりを告げた。


To be continued...







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